悩みが繰り返すのはなぜ?

京都・大阪 リトリーブサイコセラピーという

心理療法を使って家族・人間関係など

心の問題解決のサポートを専門とする

セラピスト@橋屋奏古です

ピンクの花が色々咲いてきて桜以外はわかりません。。

もう完全な春なんですね。。。

だってだってこのぼんやり感は。。

花粉に違いない。。

さて今日は悩みや問題には

いろんな種類がありますが

中でも繰り返す悩み、問題について。

「変わりたいのに変われないのはなぜ?」

をテーマにお話させてくださいね。

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A子さん45歳。3児の母。パート。

毎日忙しく、仕事、育児、子供達のお弁当に塾や習い事の

送り迎え。実家の親も気にかけながら毎週病院の送り迎え。

気がついたらいつもなぜかスケジュールパンパンで

それでも自分の時間に友人とランチや習い事など

1時間単位で予定を入れてしまう。

疲れているのにゆっくり休む事を選ばず

なぜか予定がないと不安。。。。。

ゆっくり休みたいと言いながら

またスケジュールをパンパンに入れてしまう

なぜ休む事ができないんでしょうか?

彼女の中で何が起こっているんのでしょうか?

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繰り返される悩みや問題は軽いのからヘビーなものまで

他にも例をあげると無数にありますね。

(繰り返される浮気、浪費、借金、過食、ギャンブル

DV、人間関係の破綻、仕事、恋愛のパターン、)そう、人って

悩みって繰り返してしまう

もう嫌なのに、辞めたいのに、辞められない

変わりたいのに変われないから

悩みとなってしんどいんですね。

辞めたいのに辞めないのはなぜ?

心理的見解で私が推察するならこうです。

みんな悩みは違うけれどいい事があるからです。

その状態で得る事ができる何かがある

から辞めないんです。みんなその行為をする事で

その人の欲しいものを得ているんです。

ちゃんとゲットしているんです。

それを二次利得(にじりとく)と言います。

二次的に得られるものです。

メリットですね。

なぜ二次利得を持ったのか?

A子さんスケジュールをパンパンにする事で

安心するんです。

心と身体が疲れている事を

自分で気がつかないように

安心してしまわないように

リラックスしてしまわないように

感じる隙がないようにする事で安心するんです。

変な文章ですよね?

安心しないようにスケジュールパンパンにして安心する。。

はい。そうなんです。A子さんはリラックスしたり

身体や心が緩む事の方が心地悪いんです。何故なら

A子さんの家庭では

両親が不安定で

突然ヒステリックに怒られたり

外に一人でほうり出されたり

そんな子はいらないと

怒られるたんび言われたり

心も身体も緊張状態がずーっと続いてる状態が

普通の状態として、脳が身体がインプットしているんです

この緊張状態で親と家族と繋がっていますから

この繋がり感は本人にとってはとても大事なものの感覚です。

この感覚がなくなってしまったら、自分はもう人りぼっち。

生きてはいけないという恐怖の感覚をインプットした

幼い頃のままなんです。。安心感や緩むという感覚そのものを

心と身体は知らないまま大きくなってるんです。。。

だから緩まない方が、安心しない方がメリットが大きい。

自分を犠牲にしてまでも得たい感覚

怯えてずっと緊張している状態なら

家族の場に居られた。

家族と繋がっていられた。

これがA子さんの二次利得なんです

幼い頃って切ないほどに

どんなものであっても

親と繋がっていられる感覚の

強いものを選んでいくのです。

たとえそれが叩かれたり

拒絶されるような悲しい

ものであっても

その瞬間濃く、深く繋がった感情で

自分と親との糸が紡がれる。

解決に向けて

この利得を自分で手放す事を選んだ時

繰り返される悩みは解決します。

でもA子さんにとって生きる居場所の感覚を

捨ててまでもスケジュール入れるのを辞めて

リラックスしたいかどうか?

生きる居場所って何よりも必要な感覚ですからね。簡単には手放せん。

この状態を利得がでかい、と言ったりします。

なので利得が大きいほど悩みは繰り返される。

だけどA子さん本当は

この感覚が欲しかった訳じゃない。

お前は大事な子だと言われたかったし

怒られて放り出されても

ちゃんと助けにきてくれる人がいて

安心して泣きたかった。

お父さんとお母さんと

暖かさや信頼で繋がりたかった

本当はこっちの感覚が欲しかったんです

自分の命を保障され、居場所を与えられ

あなたは安心してここにいていいと

安心、安全の感覚を親から譲り受ける

そうやって肯定感は少しづつ育ってゆきます。

ここまで掘り下げて感覚の繋ぎ直しをするのがセラピーです。

欲しかった安心感や肯定感

自分で自分の育て直しができるんです。

蓋をしていた自分の心を深く理解していくと

置き去りの心がまた回復するんです。

そうする事で利得は少しずつ過去の

古いパターンに見えていき手放す事ができます。

それはどんな悩みでも同じです。

だから、あの人の悩みよりマシとか

あそこまでひどくないとか、

そういう問題ではないんです

悩みや問題の根本や仕組みは同じ。

自分の中の家族からどうぞ逃げないで

もう一度あなたのルーツを振り返って見てください。

必ず解決の糸口があります。あなたの心が泣いてる時

自分を救いに行けるのは

自分だけなんです。

あなたは解決できる力を持っている。

自分を諦めないってそういう事でしょう?

って私は思うのです。

それではまた!

 

リトリーブサイコセラピー

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2018年03月30日 | Posted in 心理 | | Comments Closed 

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