ハートブレイク〜子どもの心の壊れ方〜

京都・長岡京市
リトリーブサイコセラピー
という心理療法で
心の問題を解決します
橋屋かなこです

もう6月半ば。。。
早すぎでございます。
なんだか疲れ気味。。。
意味不明に思い立って
家中の観葉植物を
水で洗ったり、葉っぱや土を
これまた水でじゃぶじゃぶやっていたら
なんとまあ、、、
活力が戻って来ました
不思議ビフォーアフターな
日曜日でした。

さて今回は人生が止まってしまう
「二重拘束」
「ダブルバインド」について
少しシリーズで書いてみようかなと
思います

A子さん22才
家族は父、母、本人の3人暮らし。
父は可愛い可愛いと娘を溺愛。
「A子は可愛い」「そのままでいて」
が口癖。
母は娘を信頼して頼っている。
「ママわからない」「さすがA子」と
できる娘と仲がいい
という家族構成と背景。
A子さんはお年頃。彼氏ができて
一人暮らしがしてみたいのに
なんだかできない。勇気がない
そんな悩みがうっすらとありました。

 

動けないのはなぜ?

さてみなさん
いくも地獄帰るも地獄
という言葉ご存知ですか?

実は悩んでる時というのは
自分の脳と心と体が
前に進もうと動くのも苦しく
かと言って戻るのも苦しく
どっちを選んでも苦しくて
動けない時が多いのです
これを二重拘束(ダブルバインド)
と言います
A子さんはこの状態で動けない
と私は推察します

なぜならA子さんは
父親と母親に真逆の価値観を求められて
その二重拘束にあっているからなんです

父親はA子さんに可愛いね可愛いね
ずっとそのままでいてと言ってるわけです

子どもは成長しますでもこのままでいて
というのは変わらないでいて
と言ってる事なんです

成長しないで。大きくならないで
と子どもに言っているんです。

可愛さ余ってやん?冗談やん?
ってお声が聞こえそうですが
冗談やないんです。

子どもはしっかり父親の要求を受け取るんです
子どもが求めているのは愛情だけですから
愛される方法がわかるとそれに必ず答えます

父親に愛される様にこのまま
可愛く、幼いままでいようと努力するんです

成長したり、変わったりすると
愛されないと学習するんです

母親はA子さんが幼い頃から
褒めて褒めて育てて来ました。

「A子すごいね」「ママ出来ないから」
「なんでもできるね」「ママわからない」

そういうとA子さんは
頑張ってなんでもやったんです

自分ができない〜というポジションを
親子関係の中でとるとA子さんは
ぐずらずに頑張ってくれて楽だったんです。

なので母親は都合がとてもよかったんです
A子さんを動かす方法を母親は見つけた
と思ったのです。

これって、褒める事で大人でいてね
ママ子どもだからと促してるんです

子どもは子どもでいる必要があるんですが
子どもをさせず大人をやらしているんです

まさか?のお声にお応えして
まさかです。

こうやって親子の立場を逆転させて
子どもに子どもをさせない
という母親、多いんです。

なぜなら自分が子どもだから。
そして何より楽だから。

これが男の子の場合はもっと
厳しいものになります
ママを守ってね、なんて言われると
子どもはどこにも甘えられない。

男の子だって子どもですから
甘えたり、わがまま言ってごねたり
泣いたりする子ども時代が必要です

子どもが子どもでいられない
これがのちに大きな問題に
なって行くんです

 

矛盾した指令に伴う感情

 

A子さんの場合
父親には成長せずに幼いままでいて
と要求され
母親には大人になってほしい
と要求され

子どもはもちろん
父親の事も母親の事も好きですから
その要求に応えようとする

でも要求が真逆でどうしていいかわからない

父親の要求に応えると
母親を裏切ってる様な後ろめたい感覚なる
(罪悪感)

母親の要求に応えると
父親が望む自分でいられない自分を責める
(自分責め)

母に褒められながら
父に応えられない自分を責める

こうやって子どもの心は
時間をかけて壊れてゆくのです

信じられますか?
信じられない?

自分が親なら信じたくないですよね。

でもね、残念ながら事実なんです。
子どもは育てた様に育つんです

子どもを一番愛しているのは親であって
子どもを一番蝕んでいるのも親なんです

子どもを一番応援しているのは親であって
子どもの足を一番引っ張っているのも親なんです

だから子育てって
自分の在り方がまんま出ます

だから自分に向き合うことが
必要なんです
夫婦で向き合う事が必要なんです

A子さんの家庭の最大の問題は
夫婦仲が仮面夫婦だった事
形だけの夫婦で会話もしなかった
という事でした。

だからA子さんが自立しようと考えた時
両親の事が気になって、なかなか踏み切れない
自分の人生を進める事ができない
という風に歩みを止めてしまってるんです

家族の中心は夫婦

なので、子育ての前に家族の前に
夫婦という土台が大事なんです

でも夫婦で意見を揃えるって
亭主関白とか支配的な関係以外は
まずまず難しいですよね。

だってお互い違う人間ですし。
だからこそ私は思うんです

違う意見を持ったもの同士でも
仲良くできるんだ。共存できるんだ
と教えてあげる事が見せてあげることが
大事なんじゃないかと。

喧嘩してもまた仲直りして行く過程を
見せてあげる事が必要なんじゃないかと
思うのです。

そのためには夫婦関係を
自分たちが諦めていたら
できないんですよね。

そしてお父さん、お母さんと違っても
あなたはあなたの意見を
持っていいんだと
教えてあげないといけないんです

お父さん、お母さんと違っても
あなたを愛している事は変わらない

お父さん、お母さんと違っても
あなたはここに居場所はここにある

自分だけの気持ちを持つ事は
お父さんお母さんを裏切る事ではない

意見が違う。イコール「愛してない」
ではないんです

理解できなくても
「愛してる」があっていいんです。

自分と相手の気持ちが違うなんて。。
そんな事。。。。。。。
と素直に思えない場合。。。

そうですね。あなたは気づく
時が来たのかもしれません。。

二重拘束(ダブルバインド)を
来週さらに掘り下げてつずけます
それではまた!

2018年06月17日 | Posted in 心理 | | Comments Closed 

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